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2009年1月

2009年1月27日 (火)

タレントの「お気に入り」

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最近はさまざまな企業がPR会社を利用しており、タレントの「お気に入り」発言の裏にはPR会社がからんでいることが少なくない。PR会社は広告会社とは違うのか?と聞かれたら、ちょっと長くなるので詳しくは検索して調べていただきたいが、ごくごく大雑把に区別するなら、広告会社は「広告やCMを作ったり流したりすること」が仕事で、PR会社は「クライアントをマスコミに取り上げてもらうこと」を仕事としている、となるだろうか。

お店紹介などの情報番組は、PR会社の情報提供によって成り立っていると言って良いくらいである。誤解のないように言っておくと、原則としてお店が番組にお金を払って取り上げてもらっているのではなく、PR会社に依頼して、番組制作者にお店のアピールをしてもらっているのである。

トーク番組などでタレントが「私のお気に入り」として具体的な商品名をあげるのも、その多くがPR会社のからんだ「仕事」であるとにらんでいる。ちなみに弊社もPR会社の機能を持っているので、最近はイメージタレントの話をクライアントと詰める際にも、「商品名をテレビで言ってほしい」「ブログに商品のことを書いてほしい」といった要望をいただくことが多い。クライアントによってはそのあたりを「ちょっとしたサービス」と思っている方も多いが、広告価値が高いタレントはブログだけで相当なギャラを要する場合があるので、あまり甘く考えないでいただきたい。

そういえば、著名人のPR効果で商品が売れたというニュースを最近2件見た。ひとつは亀梨和也が番組宣伝のために出演したバラエティで、「お気に入りのおやつ」として某イタリアンレストランのオリジナルドレッシングを紹介したところ、視聴者からの注文が殺到したというもの。いま彼が主演しているのはソムリエのドラマだけに、イタリアンレストランとのタイアップのような・・・(推測)。もうひとつはオバマ大統領で、就任式のときに婦人と娘2人が着ていたコートやスカーフのブランドのショップに、やはり大勢のお客が押しかけたのだそうだ。こちらはアパレル会社とのタイアップではなく、大統領一家のイメージ戦略の副産物だろうと思う。

広告に対するリテラシーが高まり、「疑い深い」消費者が増えたにも関わらず、タレントの発言やファッションセンスはいまだに大きな影響力を発揮している。いや、広告に「疑い深い」消費者が増えた「からこそ」なのかも知れないが。

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2009年1月23日 (金)

姉のような妹/小林麻央

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だれかと比較されることが好きな人間などいないと思う。しかし芸能界の場合、とくに兄弟(姉妹)タレントや親子タレントは必ず比較され、それはおそらく引退するまで続く。タレントにしてみれば、好きで有名人の家族に生まれたわけではないし面白くないだろうが、「話題にされるぶん恵まれている」と思えるくらいでないとやっていけないだろう。

しかし、比較によって個性がくっきりと際立つこともあるから、タレントの家族を持つのは悪くないかも知れない。たとえば小林麻耶、麻央の姉妹は、「姉に比べて妹は…」「妹に比べて姉は…」と言われることでそれぞれしっかり認知されているように思えるのだが、どうか。もし彼女たちが一人っ子だったら今と同様の認知をされているだろうか。

麻央と姉・麻耶を比べると、誰が見ても麻央のほうが落ち着いていると思うだろう。同じアナウンサーという仕事についてはいるが、姉はTBSの局アナの道を選び、麻央は最初からフリーアナウンサーとして活躍している。比較的明るくて「カワイイ」系の服を着ることの多い姉に対し、麻央はきっちりしたスーツが似合う。顔立ちもやや派手目の姉に対しておとなし目である。これほどイメージが逆の姉妹も珍しいのではないか。こういった比較によって、妹を語ろうとしているのに結果的に姉のことに触れざるを得ないのだから、これは互いにとってお得ではないかと思うのだ。

というわけで麻央である。彼女が出ているCMは「社員役」がいくつかあるが、これは企業の重役から見て彼女が「うちの会社に来てほしい」タイプだからではないかと邪推している。もし「息子の嫁に欲しいタレント」といったランキング企画があれば、彼女が上位に入るのは間違いないだろう。タレントが年配者に好かれるというのは大事なことである。とくに企業の決定権者は年配者なので、広告代理店的にも「推しやすい」タレントは貴重なのだ。

姉妹の結婚を想像すると、麻央は有名企業の御曹司に見染められて結婚しそうな気がする。麻耶はどうだろう?ロックシンガーとできちゃった婚とか。こんなこところでまた勝手に比較して恐縮だが、なんとなくそんなことを想像してしまった。

Km

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2009年1月19日 (月)

アフィリエイトに泣かされる

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アフィリエイト運営会社の某社から妙なメールが届いていた。ウチはインターネット広告も扱っているのでアフィリエイト会社ともお付き合いがあるのだ。知らない人がいたら今回の話は分かってもらえないのでごく簡単に説明すると、アフィリエイトとは広告主がWebサイトのオーナーに「お宅のサイトにウチの商品のバナーを貼ってよ。それをクリックした人が商品を買ってくれたら××円のお礼を払うよ」というインターネット特有の販売形態である。そこで、ちょっと困ったことが起きているらしい。

現在、A社のホームページにはイメージキャラクターの女優○○の写真を掲載しており、この画像は公式サイト以外での掲載を原則禁止としている。ところが、パートナーサイトのいくつかで女優の画像を含むHPのキャプチャ画像を掲載しているのを発見した。これを即刻やめてもらいたい。というのがメールをかいつまんでの要約である。

アフィリエイトを知らない方にはもう少し説明が必要か。広告主の呼びかけに応じて「おう、じゃあウチのサイトにおたくのバナーを貼ってやるよ」と申し出たサイトをパートナーサイトと言い、広告主から支給されたバナーを貼ることになっているのである。

が、バナーだけでは不十分だと思った熱心なパートナーサイトがあったのだろう。せっかくイメージキャラクターを使っているのだから、それもあわせてPRしたほうが効果があると考えたに違いない。A社HPの女優の画像を勝手にコピーして表示しているサイトがあったのである。

もうこのブログで何度もご説明しているが、タレントをどこに露出させるかというのはキャスティング契約の中でかなり重要な条件である。所属事務所にすれば、タレントのイメージを守るためであるし、料金の根拠でもあるのだから当然である。A社の場合は「公式サイトのみ」という契約なのだろう。なのに、アフィリエイトのパートナーサイトが勝手に女優の画像を使っているので、慌てて止めに入ったというところではないか。

もちろんこの場合はパートナーサイトに問題があるのだが、正直言って「それも含めてアフィリエイト」という側面もある。規約違反はもちろんいけないが、パートナーサイトは売るために必死であり、今回のような勇み足を根絶することは無理だろう。アフィリエイトを使う広告主がタレントと契約する場合は、その点を予測して対策を講じておいたほうが良いし、そもそも契約するイメージキャラクターも露出イメージにこだわる事務所、タレントは避けたほうが無難と言える。

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2009年1月17日 (土)

はずすと怖い結婚CM

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最近は各地の結婚式場や結婚関連のサービスが、それぞれに力の入ったCMを作っている。もう3年ほど前になるがマリエールが「40人40色の恋愛模様」と題して、HPの中になんと40人の女性の恋愛観を動画に収めて公開するページを作った。「普通の人」を大勢キャスティングする手法は、JPの「未来の自分に書く手紙」キャンペーンなどにも影響を与えていると思うが、それはまた別の話。とにかくマリエールに刺激されたのか、ありきたりなCMしか作っていなかった結婚業界がやたらCMに凝り始めた。

結婚関連は地方CMが多いので一地方にいると全部を見られないのだが、今は動画サイトのおかげで、普段着がいまいち似合わない野間口徹の「Go Happy」や、花嫁がエレキギターを弾くグランドティアラのCMも見ることができる。森絵梨佳と渡部豪太のゼクシィのCMは全国で見られるのかと思ったら、Webサイトには「首都圏版」とある。知らない人には申し訳ないが、いずれのCMもそれぞれに幸福感を表現したシナリオで、ちょっと胸にくるような演出があって、よくできていると思う。

と、誰もが思うわけではないらしい。検索して世間の声を見てみたら「バカじゃないか」「ふざけている」と、共感どころか批難ゴウゴウの結婚CMもある。「たかがCMにそんなに目くじら立てなくても」と思うのだが、とくに女性はまったく容赦しない。「あんなのを放送する神経が信じられない」と、気に入らないものは人格全否定である。まさに「自分の大切なものを汚された」ような怒り方なのだ。

おそらく、批判コメントの多い結婚CMは「男目線」なのだと思う。といっても男がエラソーだとか、男に都合のいいストーリーとか、そういう意味ではない。女性の結婚に対するこだわりや憧れに敬意を払っていない、単に面白さだけを狙ったCM作りに対して女性は「カチン」と来るのではないかと。

どうせなら、花嫁がただ単純に可愛いとか、そういうCMのほうがいいのかも知れない。ゼクシィの加藤ローサバージョンなんかいいではないか。検索してみたが、とりあえずこのCMに対する批判的なコメントは目につかなかった。こういうのでいいんだよ、うん。

Rosa

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2009年1月15日 (木)

独特のおっとり/小栗旬

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年末に「近いうちに書きたい」と予告していた小栗旬である。実写で25年後のサザエさん一家を描いたOTONA GLICOのシリーズCMの中で、小栗は「イクラネット」を経営するIT社長であり、瑛太演じるタラちゃんにひそかに「負けたくなかった」とライバル心を燃やしていたという役柄である。

CMではタラちゃんがイクラよりも2つ年上の設定であるが、現実はどうなのだろうと調べてみると、小栗も瑛太も82年12月生まれ。瑛太のほうが2週間ほど早く生まれている。ほとんど同じ時期に生まれた2人ではあるが、しかし、映像で見る印象はおそらくだれが見ても小栗のほうが若く見えるだろう。瑛太が特別老けて見えるわけでも、小栗が特別童顔というわけでもない。小栗の持つ空気が、どことなく「弟っぽい」のである(原作中、イクラはタラちゃんの祖父の甥の子であるが、2人の関係は兄弟っぽい)。弟といえば、リポビタンファインのCMでも小栗は原沙知絵の弟役である。少し前に長瀬智也は「弟分」のイメージがあると書いたが、長瀬のは血のつながらない男同士の関係の中での義兄弟、小栗は実際に血のつながった家族の中での「弟」のように思える。勝手なことばかり言って恐縮だが、幸福な家庭で愛情豊かに育てられたと思わせる小栗の「おっとり感」は、それはそれで持ち味だろうと思う。

父親が演劇関係者だというから小栗康平かと思ったら、小栗哲家という舞台監督らしい(よく考えたら小栗康平は映画監督だった)。同じく俳優の兄と姉がいるというから、「弟イメージ」は根っからのものなのか。いずれにしても、裕福な家庭に男前で生まれれば屈折しようがないよなあ。

Ikura_2

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2009年1月13日 (火)

ギャラより高い交通費

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「屋根より高い鯉のぼり」の替え歌で大阪の芸人がステージで歌っていた。観客は笑っていたが、そのわびしさを共感できる人は少ないと思う。単純に「ギャラが安い」の一言では片付けられない、多くのタレントの心の叫びがそこにはある(たぶん)。

契約1本で何億円、何千万円と稼ぐクラスのタレントならば、交通費など大した問題ではないだろう。しかし、まだまだ駆け出しのタレントは、「交通費込み」のギャラでちょっと遠方に行く仕事を受けてしまうと、交通費でギャラが飛んでしまうことがなくもないのである。仕事をしたはずなのに何も手元に残らない、もしくは仕事をする前よりお金がなくなっている、それでも仕事を断ったら次はないかも知れないという忸怩たる思いは、味わった者しか分かるまい。

仕事なら交通費はなくともギャラは出るのでまだいい。オーディションだと交通費もギャラも出ない。もちろん採用されれば仕事のギャラはもらえるが、雑誌やカタログの「特に有名人でなくてもいいモデル」のオーディションなどは、通常何も出ない。そこに集まるモデルたちは事務所に所属しているものの、事務所から「派遣された」のではなく、事務所の情報提供に基づいて「自己責任で参加した」という位置づけなのである。

オーディションによってはその場で当落が告げられるものもあり、そうでなくても審査する代理店やスポンサー企業の担当者の態度から、当落は何となく分かるものである。「落ちたな」と思われるモデルが無理に笑顔を作り「ありがとうございました」とキレイにお辞儀して帰っていくのを見ると、何とも申し訳ない気持ちになる。思わずその人に駆け寄り、交通費を握らせたくなるが、それはできない。こちらにできること、なすべきことといえば、新たなチャンスを提供することに尽きるだろう。「これから」のタレントの皆さん、頑張ってください。

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2009年1月 9日 (金)

なりきりキャラ/友近

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正月定番のCMといえば「習い事」である。「今年こそ何かしなければ」、と多くの人がやる気を燃やしている今は、資格取得講座の広告の絶好のタイミングと言えよう。少し前まで正月は大手英会話スクールが必ず新作CMを披露して目立っていたが、今では出稿量でユーキャンが「正月CMの主役」に躍り出た感がある。

そのユーキャンのCMは、昨年からの玉木宏、菅野美穂に加え、今年から友近が加わった。友近はなかなかナイスなキャスティングだと思う。彼女は何をやってもうまくこなすが、「演じている」という感じがしない。「なりきっている」と言ったほうが良いと思う。もともとが人間観察をギャグにするタイプの芸人だからか、主婦をやれば主婦にしか見えないし、やれと言われれば外国人にだってなるだろう(なってるか)。関西人ではあるものの、さほどローカル色を感じないのもここではプラスだと思う。

そして今年からユーキャンのキャストには役が与えられ、ドラマ仕立てになるようだ。玉木はフリーター、菅野はOL、友近は主婦で、それぞれに資格を目指して今年一年勉強するストーリーが暗示されている。それならば、チャレンジする資格の試験の時期にリンクさせて「あと何日」とCMに表示しても面白いと思う。さらに実際にキャストが試験を受けたりしたら話題になると思うのだが、それは難しいか。ともあれ、この先どんな展開になるのだろう。楽しみである。

Tomo

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2009年1月 7日 (水)

いつの間にか大人/長瀬智也

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「ジャニーズのタレントは苦手だけれどTOKIOだけは別」という人を何人か知っている。最近は多少趣が変わってきた感があるが、ジャニーズタレントのイメージは「王子様」的な、どこかなよっとした美少年であり、少なくともオッサンが憧れる対象ではない。だがTOKIOはそんなジャニーズの中にあってガテン系であり、額に汗して働く若者である。仕事とはいえ有機農法まで実践しているアイドルなどほかに例を見ない。もし明日芸能人でなくなっても立派に食べていけそうな逞しさは、同性が見ても共感できるものだ。

TOKIOのメンバーとしてデビューした当時、長瀬は16歳であった。当然酒も煙草もご法度だったが、今はもう30歳。立派にビールのCMにも出演して、これがなかなかサマになっている。もともと長身のうえ掘りの深い顔立ちでテレビ映えがするのだが、しっかり大人の顔になったと思う。やはり「地に足のついた」仕事ぶりが男の顔を作ったのだろうか(もっともTOKIOの中で長瀬はまだまだ特別扱いされている部分も多いのだが)。ドラマでは常に主役、記念撮影では必ず中心に配置されるスター性は、30歳を過ぎてもまだまだ健在である。

TOKIOの中で最年少という印象が強いことから、数年来彼を見てきた人間の目には、彼はどこへ行っても「弟分」のように思えてしまう。が、ドラマでは「組長」を演じ、フジカラーでは「店長」、少し前のDoCoMo 2.0では「先輩」である。当たり前と言えば当たり前だが、やんちゃ坊主も今では人の上に立つ年齢になった。次は何なのだろう。彼の落ち着いた姿など今は想像もできないが、いつまでも破天荒でワイルドなキャラクターというわけにもいくまい。まだとうぶん先になるとは思うが、彼の今後の「落ち着き方」と「落ち着く方向」に注目してみたい。

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2009年1月 5日 (月)

キャスティング業務と書類

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仕事には書類がつきものであるが、キャスティングにはどんな書類があるだろうかと考えてみた。はっきり言って少ない。キャスティング業は、他の業種に比べればかなり書類が少ないと思う。たいていのやりとりはメールと電話で行うからである。

たとえば見積り書といえば、会社のロゴ入りのA4シートに担当者や責任者のハンコが押してあるのを想像する人が多いと思う。だが、タレント事務所からそのような見積り書をもらったことなどない。それどころか、ギャラの交渉が口約束だけで進んでしまうことも結構ある。仕事を正式依頼する際に発注書を交わすことも少なく、大事なことを文書化しないまま仕事を進める慣習には、異業種から転職してきた人は最初面喰うかも知れない。

もちろん事務所によってはこのあたりをきちんとしているところもある。お付き合い先の某モデル事務所はフォーマットを作っており、料金や諸条件をまとめた資料をいつも送ってくれる。さらに一仕事終わると使用期間などの約束事を「確認書」として発行してくれるのもうれしい。こういった事務所は非常に安心感がある。

書類というとちょっとニュアンスが違うが、タレント事務所が作る資料には宣材がある。タレントの最新画像(通常アップと全身の2枚)とプロフィール、芸歴などをまとめたいわば「タレントのチラシ」である。少々不思議なのだが、宣材はほとんどの場合ワードかエクセルで作られており、パワーポイントで作られた宣材はまだ見たことがない。なぜだろう。写真画像を使って資料を作るなら、パワポのほうが表現の幅があるし優れていると思うのだが…。まあとにかく、タレント事務所で働きたいという方は、PCスキルとしてワードとエクセルは必須だと思っておいたほうが良いだろう。

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2009年1月 1日 (木)

コンサバティブ/仲間由紀恵

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仲間由紀恵というと、印象としてはやはり「地味」だと思う。あまり口数は多くなく、控え目で、服装も着崩したりなどしない、普段でもシャツのボタンは一番上まできっちり止めていそうなイメージがある。一言でまとめると「良家の子女」であろうか。そんな彼女も今年30歳である。

昨年大みそか(といっても昨日)、3回目となった紅白歌合戦の司会も危なげなく務めた。この「危なげなく」というのが見ようによっては物足りなくも見えるのであるが、彼女にはサプライズは似合わないと考えたほうがいいだろう。ドラマで成功を収めたコメディチックな演技も、周囲を唖然とさせるようなものではなく、それなりに安心感のあるものであった。だからと言おうか、彼女をCMキャラクターに使っているのはパナソニック、ダイハツ、資生堂、アサヒ飲料、キリンビバレジと、コンサバティブなイメージの大企業が多い。

もはや「CM女王」として頂点を極めた感のある仲間ではあるが、彼女の時代はまだしばらくは続きそうな予感がする。だれもが口をそろえて不況だと言うこんな時代にあっては、彼女のような安心感のあるタレントが企業には支持されるのではないかと思うのだ。安心感というのはイメージだけの問題ではない。「不祥事を起こさない」「費用対効果が計算できる(ギャラに見合う広告効果)」という面も含めての話である。

彼女がイメージを変えるチャンスがあるとすれば、もう少し年をとって母親の役をもらうようになったときだろうか。そのときには思い切って髪型を変えてみても良いかも知れない。それをスポンサーが好むかどうかは分からないが。

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